2022年12月05日

　11月22日、土樋キャンパス押川記念ホールで「2022韓日関係学術セミナー」が開催されました。
　このセミナーは「米中戦略競争時代の北東アジア安保変化と韓日関係」と題して、日韓関係の専門家が最近の国際安保秩序の変化と北東アジア情勢についての認識を共有し、今後を見据えた日韓関係の基盤を作ることを目的に、駐仙台大韓民国総領事館と世宗研究所日本研究センターが主催しました。

　司会として出演した共生社会経済学科の郭基煥教授の挨拶の後、林熙順駐仙台大韓民国総領事は開会辞で「ウクライナ戦争や北朝鮮のミサイル発射など様々な問題が勃発している北東アジアで、韓日は民主主義国家という共通の価値のもと、相互協力が求められています。今回のセミナーでは、両国が克服するべき問題について専門家のご意見を聞いた上で、世界平和に寄与するための方策を検討する貴重な機会になることを願っています」と話しました。

　世宗研究所の首席研究委員で日本研究センター長の陳昌洙氏は、これまでの日韓関係の歴史と今後の両国の展望について発表を行いました。
　その後行われた討論では、慶応義塾大学の小此木政夫名誉教授をはじめとする専門家らが、北東アジア各国における現政権の方向性などについてそれぞれの知見を述べ、中でも11月13日に開催された３年ぶりの日韓首脳会談に関する話題では盛り上がりを見せていました。